西武平良海馬投手(24)が奪三振数トップを狙う。2日のオリックス戦(ベルーナドーム)で今季初先発に臨む。楽天との開幕戦で1学年先輩の今井が11奪三振をマークし、現時点で両リーグトップに立つ。シーズンが開幕してまだ3試合。だが今季の目標の1つに最多奪三振のタイトルを掲げる右腕は闘志メラメラ。「今井さんに負けないように頑張っていきたい。今井さんに追いつきたいと思います」と目をギラつかせた。

先発に転向して今季2年目になる。昨季の奪三振数は153個で、オリックス山本(現ドジャース)、ロッテ種市に次いでリーグ3位の数字を残した。オリックス戦では3試合で計24奪三振。1試合平均8個の三振を奪った。

リーグ3連覇中のオリックスに対し昨年は1勝負けなしで、防御率は1・35と安定した投球をみせた。「本塁打を打つ選手も多いですし(積極的に)振ってくる」。昨季パ・リーグ首位打者の頓宮、新戦力として広島から西川が加入するなど、打線に厚みはあるが「こわさはあるんですけど、しっかり投げていきたい」と平常心を貫く。

登板前日のこの日は、埼玉・所沢のカーミニークで練習を行い、キャッチボールやダッシュなどで体を動かした。敵地仙台での開幕カードでは今井、隅田が白星を挙げた。「みんないい投球をしているので、負けないようにしていきたい。自分の投球をすれば大丈夫」と満を持して、ホーム開幕戦のマウンドに上がる。【山崎純一】

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