ソフトバンク小久保裕紀監督(52)が3日、ペイペイドームに隣接する商業施設「BOSS E・ZO FUKUOKA」で催されている特別展示「小久保裕紀新監督のすべて」を内覧した。同施設の4階「王貞治ベースボールミュージアム」内の企画展示室に幼少期からの写真などが展示されている。

野球人・小久保裕紀がソフトバンクの新監督になるまでの人生の軌跡を知ることができる。「実家にもいろんなものを送りつけていたので。たぶん母が生きていた時は、ある意味迷惑だったと思うんですけど。自宅においとけないんで。全部置いてたやつをこういう風に展示してもらって、息を吹き返したというか。日の目をみたというか。感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

人生のターニングポイントを問われると、複数挙げた。まずは「プロに入ったのは若田部さん」。青学時代、駒大のエースだった若田部健一現1軍投手コーチに本塁打を打たれ「ピッチャー辞めて(野手としてプロに)入ったんですよ」。被弾がなければプロ入りはしていなかったかもしれない。

「あとは王さん、秋山さんとの出会い。いい先輩につけた。ジャイアンツへの移籍もポイント。当然(ホークスに)帰ってきてからもそうです」。最後まで展示品をじーっと見つめながら過去を思い返していた。

また、3月29日の開幕戦と、4月2日の本拠地開幕戦のウイニングボールも持参。「昨日、(勝ち投手の)大関が持ってきてくれたんで。持っとっていいよって言ったけど、どうぞって言うから。じゃあ今日持っていこうと思って。展示の時はお貸ししておきます」。今回の特別展示は5月21日にまで行われている。詳細は球団公式ホームページまで。

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