日本ハムは西武に2連敗し、今季初の連敗、初のカード負け越しとなった。5日西武戦で延長12回サヨナラ勝利を挙げ、一時は2まで増やした貯金がゼロに。今季初の2ケタ失点での大敗に新庄剛志監督(52)は「年に何日かあるかないかの1日。まあ逆もありますから」と切り替えた。

田宮1番の奇策が不発に終わった。現在首位打者と打撃好調の捕手田宮を、当初ビジター限定で1番起用する方針だったが、ホームで前倒し。後攻のため初回の守備後、すぐ打撃の準備をしなければならないが、指揮官なりの持論があった。前日に初の5番起用で複数安打も「5番の方がバッターとしては責任感じるから。それで普通通りに結果出してるから。1番だったら自由に打っていいよ、という」。斬新な球団初の試みだったが、3打数無安打と機能しなかった。

田宮は「ちょっと忙しかったなっていう感じはしましたが、与えられたところでやるだけなので」と、今後もチャンスがあれば全力で取り組むつもりだ。4勝4敗で、勝率5割はキープ。また1から地道に貯金をためにいく。【永野高輔】

〇…新庄監督が外国人選手の復調を期待した。大敗も、3回にレイエスが7試合ぶり安打となる右中間二塁打、スティーブンソンは8回1死一、三塁で投前内野安打、9回にはマルティネスが今季2本目の安打となる中越え二塁打。指揮官は「外国人の選手は目覚めさせてくれるいいきっかけ。(今後)楽に打席に立てるんで。これがきっかけになって爆発してくれると思うんで」と話した。

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