阪神坂本誠志郎捕手(30)が14日、国内FA権の取得条件を満たした。

履正社、明大から15年ドラフト2位で入団して9年目。昨季は梅野隆太郎捕手(32)の故障もあり、自己最多84試合に出場。優勝に大きく貢献した。今季は初めて開幕マスクをかぶり、ここまで梅野と併用されている。

坂本は試合前に取材に応じた。

「いつも支えてくれている妻、一緒にいてくれる子ども、あとは両親に、この権利をいただけたということで感謝をちゃんと伝えたい。この世界に入る時に担当していただいた平塚さんらスカウトの方、毎日、試合や練習でサポートいただいている裏方さん、いろいろな人のおかげでこういう日を迎えられたと思う。そして1年目から金本監督、矢野監督、岡田監督と1軍で3人の監督に使っていただいてこの権利を取れたので、携わってくださった全ての方々への感謝の気持ちが強いです。まだまだ納得できることは全然ないですし、満足もしていないので、しっかりチームに貢献できるように、自分の技術がもっともっと上がっていくようにしっかりやりたい。(行使について)今はみんなで連覇に向けてやろうと言っているので、そのことしか考えていないです。全部終わってから考えたいと思います」