日米通算200勝まで残り3勝に迫る楽天田中将大投手(35)の1軍復帰は、早くても6月になりそうだ。

3月20日のイースタン・リーグDeNA戦(横須賀)を最後に、実戦登板から1カ月以上離れている。26日の先発投手練習後、田中将の現状を問われた青山投手コーチは「今、実戦に入ってないことを考えれば、5月は厳しいんじゃないかなっていうふうには思います」との見解を示した。

田中将は昨年10月に右肘のクリーニング手術を受けた。患部は順調に回復。春季キャンプは1軍スタートで、開幕ローテ入りを目指し、精力的にブルペン投球を行った。2月下旬から3月中旬にかけてオープン戦、2軍戦と4試合に登板。中6日や最多63球を投げ込むなど、徐々に強度を上げていったが、コンディション調整を優先するために開幕は2軍で迎えた。

現状は、キャッチボールは再開したものの、ブルペン投球は行っていないという。青山コーチは「オープン戦で上げてきたところのダメージがあった」と説明。調整は本人に一任しているが「ちょっと意思を確認しながらという感じですね」と対話を重ねていく方針だ。

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