阪神青柳晃洋投手(30)が、今季最短の3回1/3で7安打5失点(自責2)KOされた。投手陣は15試合連続被本塁打0で、2リーグ制後の球団新記録を打ち立てたが、納得できるはずがない。「結果としてヒットが出てしまい、実力不足というか。低めにいっていたけど、それが打たれる。なんとも言えない」と反省。先発は9試合連続クオリティースタート(6回以上自責3以内)をマークしていたが、あっけなく途絶えた。

0-0の2回。1死からサンタナ、長岡、中村に3連打を浴びるなど2点を先制された。4回無死満塁では投手小川にストレートの押し出し四球。さらに西川に犠飛、丸山に適時打を浴びたところで降板した。遊撃手木浪の2失策も絡んだとはいえ、流れを失う3失点。「いつも守ってくれて助けてもらっている野手のミスをカバーできずに打たれてしまい、申し訳ない」と肩を落とした。

岡田監督は「(球が)走ってないんやろなあ」と指摘。特に左打者との対戦について「ちょこちょこ当ててくるようなな。インコースストレートいきすぎよ、はっきり言うて」と偏り気味だった配球にも厳しかった。この日はベンチ入りから外れたが、「先発予備1番手」として1軍で中継ぎ待機する門別も控える。開幕投手の立て直しが待たれる。【中野椋】

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