日本ハムが5回までに1安打で4得点を奪った。

オリックスの先発、高卒2年目右腕の斎藤響介投手(19)の前に3回までパーフェクトに抑えられたが、打順2回り目に入った4回に攻略。1番加藤豪が四球、2番五十幡のセーフティーバントが相手失策を誘い、3番万波も四球で満塁。4番マルティネスと5番田宮は抑えられたが、6番郡司が押し出し四球を選んで先制。続く7番上川畑も押し出し四球を選んで無安打ながら2点を先行した。

5回に失策が絡んで同点とされたが、その裏はオリックス3番手の高島から先頭の9番中島が四球を選び、さらに二盗も決め、1番加藤豪が進塁打となる二ゴロで1死三塁。内野前進守備を敷かれた中で、2番五十幡は一ゴロも、頓宮が本塁へ悪送球(記録は失策)で再び勝ち越しとなる3点目。さらに1死二塁から4番マルティネスが、ようやくチーム初安打となる左翼線への適時二塁打で4点目を奪った。

この日の試合前半の攻撃面では開幕前に新庄剛志監督(52)が掲げた「“せこせこ野球”。相手が防げない点の取り方をしてピッチャーがしっかり抑えて勝つ」を体現するように、四球や相手失策をきっちり点に結び付けて1安打4得点という珍しい形となった。

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