破損カメラをお披露目します。日本ハム郡司裕也捕手(26)が15日の西武戦で右越え本塁打を放った際、打球が直撃して壊れたブルペンのカメラを、エスコンフィールドに展示することになった。カメラには郡司の直筆で「私が壊しました。ごめんなさい」と記されている。
“事件”は4点リードの3回に生まれた。無死一塁、郡司は1ボールから隅田の2球目に、反応した。外角高めのストレートを、力まず器用に逆方向へ打ち返した当たりは、右翼ポールぎりぎりのところからブルペンに吸い込まれ、勢いよくカメラに当たり、破片が飛び散った。
投球動作を撮影する約30万円相当のカメラ。試合後、郡司は「すみません、弁償します。30万円でホームラン1本打てるなら、いくらでも払いますよ。返ってきますから」と、おとこ気を見せたが、試合中の事故でもあり当然、修理費は球団が払う。その上で、話題のカメラを展示してみようと、球団側で提案。弁償を免れた「あんしん郡司」も協力し、快く? 謝罪メッセージを添えた。
ジーンズなど一部、ダメージによって価値が上がる物もあるが“ダメージカメラ”を、あえて大事に展示するのはレアケースだ。破壊後の郡司の自虐的回答がウケたことも、思わぬ“付加価値”をつけた。
展示場所は右翼ブルペン付近、グラウンド内のファウルゾーン。試合中は展示できないため、スタジアムツアー参加者のみ、見ることができる。既に球団では「カメラ破壊」と入った郡司のサイン入りフェイスタオルなど複数グッズを受注販売中で、今度は破壊された“主役”も登場。エスコンフィールド人気のスタジアムツアーに新“珍名所”ができそうだ。【永野高輔】



