巨人山崎伊織投手(25)が“ご当地”で腕を振った。4月に鹿児島、ひたちなか、5月に富山、この日は新潟のマウンドに背番号19が上がった。ここまでの地方での3戦は3戦全勝も「入りがとても大事になってくると思うので、初回から先頭から全力で行ける準備をしていきたい」と立ち上がりから飛ばした。
ベースのコーナーを丁寧についた。カットボール、シュートの打者の手元で動く小さい変化を操った。4回までは無安打完全投球で滑り出した。1点リードの5回、先頭の牧に三塁線を破られて無死二塁。1死後に宮崎に中前適時打を許した。少し悔しそうに顔をゆがめたが動じない強さがある。
こん身のガッツポーズはマウンド後方の二塁ベース上で決めた。7回1死二塁、中川虎の134キロフォークを右中間にはじき返した。門脇が犠打でつないだ得点機を自身の打撃で“援護”して貴重な追加点を奪った。盛り上がる三塁側ベンチに向かって両拳を突き上げた。
リードして迎えた7回のマウンドにも当然のように向かった。7試合連続クオリティースタートを決め、文字通り先発陣の屋台骨を担っている。交流戦楽天戦から中13日での登板だった。少し早めの“夏休み”を「休む時は休んで、体もしっかり治療してもらって、気持ち入れて練習した。休んだ分、しっかりそれをピッチングにつなげたい」と有効に活用した。山崎伊が新潟で投げて、打って、走った。【為田聡史】



