DeNAが26年ぶりの日本一に王手をかけた。

2代目主将の筒香嘉智外野手(32)が3回2死一、二塁で先制の中前適時打を放つと、4回無死一、二塁では4代目主将の牧秀悟内野手(26)がシリーズ1号3ラン。日本シリーズ前に主将の流儀を託した先輩から後輩にバトンがつながった。3勝2敗と優位に立って2日、本拠地・横浜で第6戦を迎える。リーグ戦3位からの下克上、「横浜優勝」まであと1勝だ。

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歴史は受け継がれる。筒香から牧へバトンがつながった。3回2死一、二塁、筒香がソフトバンク大関の内角フォークを詰まりながらも振り切った。セカンドの頭を越えてほえる。「ヒットコースに飛んでくれて良かった」と、取れば今シリーズ勝率100%の先制点をもぎ取った。さらに4回無死一、二塁、牧が左翼席へシリーズ1号3ラン。「(状態は)決していいとは言えないですけど、チームが勝てたので良かったです」と跳びはねた。

DeNAの2代目主将から4代目主将へつながった。今季から主将を務める牧は、日本シリーズ前に「分からないまま行かないように」と主将として7年前の同シリーズを経験した筒香を頼った。キャプテンとしてのあり方や、言葉遣い、普段の態度に加え、ミーティングでの言葉のチョイスなどを相談。「人前で話すときは大事と言われました。どういう言葉を使えば良いのかもアドバイスもしてもらいましたけど、自分がキャプテンなので自分の言葉が大事だと。まだまだ勉強中です」と26歳の新米主将として奮闘する。

筒香も牧を立てつつ、サポートを約束する。「キャプテンが(チームの)方向を示すもの。キャプテンの思いはみんなも思ってること」と背中を押した。主将の重責はよく知っている。言葉そのものだけでなく、ミーティングでどんな声、どんなトーンだと伝わりやすいのか。かつての筒香は考え抜いた末、ボイストレーニングに通ったことも。主将として誰よりも“勉強”してきた。

過去が未来につながる。2人のバットでパ王者ソフトバンク相手に敵地で3連勝。DeNAとしての初優勝へ王手をかけた。「もう1度、気を引き締めながら地に足を着けて、横浜で戦いたい」と筒香。あと1つ。横浜で歓喜の歴史を刻む。【小早川宗一郎】

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