巨人に強烈な“新風”が吹き込んだ。中日から加入したライデル・マルティネス投手(28)が7日、今キャンプ初めてブルペン入りした。
直球にスライダー、スプリット、シンカーの全球種を交えて、32球を投げ込んだ。「まずはキャンプでしっかりブルペンに最初入れたことと、ピッチングの内容も1球1球、すごく質の高い投球ができたので、満足してます」と手応えだけを示した。
糸を引くような自慢の直球を披露した。「8割5分ぐらいの力で投げました」と、まだまだ余力を残す。例年よりも早いペースで調整を進め「基本的にオフシーズンを含めて練習は毎日やっています。日本に来る1日前、飛行機の関係で練習できないのはありましたけど、それ以外はやっている。そういう準備がいいのかな」とうなずいた。
初来日8年間で通算166セーブをマークする剛腕の実力は本物だった。ブルペン前にキャッチボールをした戸郷は「もうバケモンでしたね。もう本当それぐらい球がすごかった」と証言。やや離れた場所から見ていた阿部監督は「とんでもねぇね。練習もめちゃやるし、チーム内でいい相乗効果になっている」と目を丸くした。
マウンドから降りれば物腰は極めて柔らかい。キャンプ休養日だった5日に岡本、岸田、船迫、泉、森田の同学年組の「96年会」に参加。マルティネスは「ああいう風に招待してもらえるっていうのは全然、考えてもなかったので。声をかけてもらって、本当にうれしいですね」と感激した。剛と柔を兼ね備えた最強の新助っ人がチームに加わった。【水谷京裕】



