プロ18年目の日本ハム宮西尚生投手(39)が23日、勝負の初実戦で完全投球を披露した。歴代4位の869試合に登板してきたレジェンド左腕は楽天とのオープン戦(沖縄・名護)で「今日は内容よりも結果」と胸に刻み、2-0の6回から登板。楽天太田と村林から三振を奪うなど、予定の1イニングで完璧な結果を出した。ベテランの立場だが「やっぱりアピールの場。しっかり結果を出さないといけない」と決意を語った。
結果を最優先にする一方で、内容にも大きな手応えを得た。2死から村林に対し、1ボールからチェンジアップを2球続け3ボールに。2死からの四球は避けたい場面にも「何か練習しないといけない」と、3球連続となるチェンジアップでストライクを取った。フルカウントからは、新庄監督が提唱するクイック投法で外角低めに直球をピタリと決めて見逃し三振。内容と結果の兼ね合いに「難しいですよね」としながらも「思い切ってチェンジアップを投げ続けられた。成長したかな」とうなずいた。
2年ぶりの開幕1軍へ視界は良好。1月の自主トレからブルペン投球やトレーニングを「がっつり」取り組んだ。「もう疲れた状態でキャンプインしている。むしろキャンプは楽というか、朝が早くてしんどいかなっていうぐらいの感覚」と感覚を明かした。昨年は8年ぶりの開幕2軍スタートで、1軍合流は6月18日となった。開幕1軍は「プロ野球選手である以上は目指すところ」。鉄人宮西がいるべき場所へ、まずは大きな存在感を示した。【黒須亮】



