阪神ドラフト3位の筑波大・岡城快生外野手(22)がプロの舞台でも快足を飛ばす。29日、茨城・つくば市内の同大施設で畑山統括スカウトらから指名あいさつを受けた。

筑波大史上初の阪神選手だ。同大学に一般入試で合格。動作解析の第一人者である川村卓監督(55)のもと、バイオメカニクスの観点からプレーを分析し能力を高めた。

俊足も自己探求のたまものだ。「いろんな種類のスクワットを組み合わせながら」と、下半身を強化。高校時代は6秒2だった50メートル走のタイムが5秒82に。昨冬の大学日本代表候補合宿では、野手27人のトップの記録だった。「自分の脚力っていう部分が(プロでも)通用するんじゃないか」と、自信を付けた。「脚力、走力の部分は(同世代の選手に)負けたくない」。新たなステージでも、唯一無二の武器で戦う。

目標とするタイトルには「盗塁王」を掲げた。担当の平塚スカウトは「スピードが一番。本当に3拍子そろっている、盗塁王をとれるような選手になりうる存在」と評価する。近本光司外野手(30)は、今季4年連続6度目の盗塁王を獲得。「俊足」×「インテリ」とどこか重なる部分がある不動のリードオフマンの存在。岡城は「近本選手は結構哲学的な方とお聞きしてるので、お話ししてみたい」と対面を心待ちにした。

卒論のテーマは「知的障がいのある子供たちと健常者が一緒に野球をするための環境や道具の工夫」。昨夏、西東京大会に特別支援学校として初の単独出場を果たした青鳥特別支援学校の存在がきっかけだ。「危ない、難しいっていう理由で野球から避けられてきた子供たちも、工夫をすれば、周りの人を巻き込んで一緒に楽しめるのでは」。野球を誰もが楽しめるスポーツに-。未来を描きながら、プロへの一歩を踏み出す。【山本佳央】

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