春季リーグが開幕し、慶大が11-0で立大を破り先勝した。「2番DH」の小原大和外野手(4年=花巻東)の栄えある“DH第1号”本塁打など13安打、11得点を奪う大勝で好発進を切った。昨秋優勝の明大は、東大に3ー2で競り勝ち先勝した。
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今季から導入されたDH制の初アーチは、慶大・小原から出た。母校花巻東先輩のドジャース大谷顔負けの1発が飛び出したのは、9点リードの9回2死三塁。甘く入った真ん中低めの直球を豪快に左翼席に運んだ。「打った瞬間はふらふらと上がったと思ったんですけど、神宮の上空の風でなんとか入ってくれた」。ホームランボールを大事そうに握りしめ、心地よさそうに振り返った。
3兄弟の3番目。長兄の大樹さんは花巻東でエンゼルス大谷と同学年の投手。慶大に進み2勝を挙げた。次兄の和樹さんは内野手として盛岡三を経て、慶大で1年春からリーグ戦に出場。4年秋にはベストナインを獲得した。今はNHK盛岡放送局のアナウンサーだ。2人の兄を追いかけるようにAO入試で慶大に合格し、下級生の頃から着実に出場機会をつかみ頭角を現してきた。
堀井哲也監督(64)から「バッティングのメンタルを作るのが1番うまい」とDHに抜てきされ、試合前のノックにも入らず準備した。1本塁打を含む5安打4打点の大活躍に「大谷翔平選手のように、自分も歴史に名前を残すような高い目標を持った選手を高校時代から目指してきました。歴史に名を刻めたのはうれしい」と有言実行だ。次戦もDHか守備に就くかは決まっていないが「どっちにせよ打ちます」と力強い。2試合連発弾に期待せずにはいられない。



