“夏男”が、夏本番を前に乗ってきた。日本ハム清宮幸太郎内野手(27)が1回、先制の11号2ラン。オリックス先発の高島の初球、真っすぐを狙っていた。前回対戦で以前より「真っすぐが強くなった」と感じていた。「それに負けないように振りに行こうと」。狙い通り150キロを強振し、敵地の右翼席中段へ運んだ。
試合開始から、わずか2分で一挙2点。「あれは乗りましたね。勢いつけてくれました」と新庄監督もご機嫌になる1発で、オリックス戦7連勝と5カードぶりの勝ち越しを、ぐっと引き寄せた。
近年は7月に打率を上げている。「なんなんすかね」と自覚はなくても“夏男”には違いない。
試合前のセレモニアルピッチには、野球好きメンバーで構成されたユニット「乃木坂野球部」の黒見明香が登場。「小中高の後輩。幸先良く打てたんで良かったです」と、幼いころから知っている早実の後輩の前で雄姿も披露できた。
20日も勝ってオリックス戦8連勝なら、前半戦で今季のカード勝ち越しが決まる。オリックス戦の勝ち越しは、実に21年以来。清宮幸は「3タテにしたいので、全然まだまだ満足していない」と口元を引き締めた。【中島宙恵】



