ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(32=帝拳)が相手の得意パンチを完封し、V8防衛を果たす。10日、都内の帝拳ジムで、4月16日の同級7位ディエゴ・サンティリャンとの8度目の防衛戦(大阪ボディメーカーコロシアム)に向け、スパーリングを開始。メキシコ人選手2人を相手に、得意の左を上下に打ち分けるなど、軽快な動きを披露した。
挑戦者の武器である右のフックとアッパーを、自身の右ジャブで封じる動きを意識したという山中は「パンチをもらわずに、要所でしっかりと左を打ち込めた。初日としては良かった」と満足顔。大和心トレーナーも「相手の強打を、ジャブを外側からかぶせ気味に打つことで封じたい。完璧な動きが出来ていた」と太鼓判を押した。
今月上旬にはWBC世界スーパーフェザー級王者・三浦とともに沖縄で1週間の走り込みキャンプを敢行。1日20キロのランニングで「原点」と話す下半身を作り上げた。本格的な実戦メニューのスタートに「足の張りはあるが、それも頑張った証し。ここから状態が上がってくるのは間違いない」と力強かった。【奥山将志】


