ボクシングで日本人最速5戦目で世界王座に就いたWBO世界ミニマム級王者の田中恒成(20=畑中)が22日、名古屋市内の同ジムで世界戦後、初めて練習で汗を流した。

 始動日とあって軽めの調整。リングに上がり、ステップを使いながら、約1時間のシャドーボクシングで体の状態を確かめた。「パンチを出すたびにヒジが痛かったです」と苦笑いを浮かべ、まだ本調子に戻るには時間が必要なようだった。

 世界戦後「ボクシングは当分の間やりたくないと思っていました」と振り返りながら、「関係者へのあいさつやイベントなどで忙しい毎日を送る中でも、ボクシングのことが頭の片隅にはありました。その中でまたボクシングがしたいなぁと感じるようになりました」と始動にいたった経緯を明かした。

 7月にはナゴヤドームで行われる中日戦での始球式を務める案も浮上している。「野球は得意ではありませんが、(決まれば)投球の練習もしなければなりませんね」と笑顔を見せた。

 何事にも真摯(しんし)に取り組むチャンピオンの忙しい日々はまだまだ続く。