プロボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が15日(日本時間16日)、米シカゴ市内のホテルで行われた。計量を終えた元世界3階級王者亀田興毅(28=亀田)は、ゆっくりと水を口に含み、続けて計量器に乗る王者河野公平(34=ワタナベ)の様子を見つめていた。クリアが告げられると、即座に額がぶつかるほどの激しいにらみ合いを展開。一瞬間が空くと、自身がCMに出演しているチョコレート菓子「スニッカーズ」を取り出し河野に手渡した。「必死に俺の顔を見てたから、腹減ってんのかなと思って」。してやったりの表情を浮かべ、王者に揺さぶりをかけた。
河野は興毅から受け取ったチョコレート菓子を関係者に向けて放り投げた。連日の挑発にも「もう慣れました」。取材を終えると、ホテル近くのスーパーで購入したサラダや鶏肉、ソーセージを口にし、エネルギーを補給した。この日までに両親とともに、3月に結婚した芽衣夫人(35)も合流。「駆けつけてくれてうれしい」と勝利をプレゼントするつもりだ。初の海外での試合も、調整は万全。「思い出作りで来たわけではない。勝つには倒すしかない」と最後は自らを鼓舞するように言った。陣営の渡辺均会長は「河野の表情を見ていると、気持ちが乗っているのが分かる。展開次第では終盤に倒せるのでは」と予想した。

