ボクシングのダブル世界戦の調印式と記者会見が、13日に都内のホテルで行われた。

 15日の横浜アリーナで、WBC世界フライ級は王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)のV3戦で、同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)の挑戦を受ける。グローブはともに日本製で比嘉がシルバー、ロサレスが青を選んだ。

 比嘉は前日の予備検診よりは体調も回復している様子。「コンディションはいつもとあまり変わらない。試合には100%にもっていきます」とはっきりと答えた。具志堅会長も「きのうと顔色はまったく違う。ウエートも順調」と強調した。

 日本新の16連続KO勝利がかかるが、比嘉は「1回から全力で倒しにいきます。絶対倒します」と宣言した。ロサレスは世界初挑戦となる。「待ち望んでいた試合。コンディションはパーフェクト。特別な練習をして、特別な戦術もあり、比嘉も研究してきた。比嘉が負ける日になる」と応酬した。