前ロウ女子王者アスカ(39)が現王者リア・リプリー(24)による試合介入の隙を突き、シャーロット・フレアー(35)を撃破した。

メインイベントで激突を控えた両者は試合前から臨戦態勢。先にリングに立ったフレアーから「アスカをリスペクトしているけれど、好きじゃないわ。今日の試合でなぜ私が『女王』と呼ばれているかを証明する」と上から目線の態度。するとアスカ、リプリーが姿をみせた。

さらにフレアーから「アスカを倒すからリアはメモでもしたら」と挑発を受けると、リプリーに「アスカがアンタを倒すことになる」と“アシスト”を受けたアスカは「お前を倒してやるぞ! クソ女」と堂々と罵倒した。

リプリーが試合視察した両者のシングル戦も序盤からヒートアップ。アスカは「こいや! おら」と挑発しながらミサイルキックやヒップアタックを放った。スピアーやロープを使ったニー・バーで反撃されると、得意のアスカロックを繰り出した。逆にフィギュア・エイトで両足を絞めあげられるピンチに陥ると、場外にいたリプリーによるレフェリーの死角を突いた介入があり、フレアーの腕を引っ張って妨害。その隙を狙い、アスカが丸め込みに成功し、3カウントを奪ってみせた。

接戦を制し、安堵(あんど)の表情を浮かべたアスカとは対照的に、リプリーとレフェリーに怒り心頭のフレアーはレフェリーに暴行を加え、怒りを爆発させていた。