無観客試合で行われたチャンピオンカーニバル(CC)で、宮原健斗(32)が諏訪魔(44)に勝利し、4勝2敗(勝ち点8)で首位を守った。

3冠ヘビー級王者の諏訪魔に終始劣勢の展開だった。序盤は場外で痛めつけられ、カウント9で戻るのがやっと。その後はエルボー合戦でお互いフラフラになったが、諏訪魔の連続ラリアットにKO寸前だった。それでも最後に流れを引き寄せると、シャットダウンスープレックスホールドで逆転勝ちを収めた。勝利後はカメラに向かって大きくガッツポーズ。勝ち点を8に積み上げ、首位をキープし「4勝目ゲットだ。すなわち1位だ。混戦となった今、俺が優勝する」と画面越しに宣言した。

昨年3月に3冠ヘビー級のベルトを奪われて以来、約1年ぶりの対戦。全日本を引っ張るエースとして諏訪魔に防衛され続けているのを黙って見ているわけにはいかない。「あの試合で負けたことを、忘れたことは1度もない。今日勝ったことでいろいろ見えてきたな」。東京都の緊急事態宣言により、無観客試合となったが「世の中のことはプロに任せて、俺がやるべきことはCCで優勝すること。俺には主役しか似合わない」と力強い。

勝利後にはカメラの向こうのファンに向かって「みなさんは誰が優勝することを望みますか~?」と語りかけた後「満場一致で宮原健斗です」と自ら回答。「カメラ越しの声? 聞こえてないよ」と一蹴したが、魂のこもったメッセージは映像で見ていたファンにしっかり届いたはずだ。【松熊洋介】