昨年度覇者で前IWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカ(34)がヒヤヒヤ勝利で、リーグ戦開幕2連勝を飾った。
Aブロック公式戦でケイオスの同門、矢野通(44)と対戦。お決まりの宣伝グッズを一切持たず、いつものコミカルモードを封印して勝負に徹してきた対戦相手に、思わぬ苦戦を強いられた。
場外ではイスに激突させられ、19カウントでギリギリの生還。リング内では、酒を顔面に噴射されると、ひるんでいる隙に丸め込まれ、3カウント寸前にまで追い詰められた。それでも、冷静に回避。レインメーカー(短距離式ラリアット)を巡る技の応酬に勝利すると、最後は10分10秒、マネークリップ(変形コブラクラッチ)で捕獲し、そのままタップアウトを奪った。
16日に行われた札幌大会のG1開幕戦ではジェフ・コブとの肉弾戦を制し「モンスターがたくさんいるがかかってこい!」と叫んだが、今回は一味違う頭脳波が相手。「言うなればハンソクモンスター。本当に難しい。やばいなと思う瞬間は今日の方が多かった」と、汗をぬぐいながら濃密な10分間を振り返った。
だが、連覇を狙うからには、宣言通り、どんなモンスター相手でも倒し続けなければならない。「こういう戦いをしっかりと勝ち続けて。『勝ったね』で終わらせずに、いろんなことを吸収していけたらと思います」。しっかりと、兜の緒を締めていた。

