地元で自力初勝利の願いはかなわなかった。初の凱旋(がいせん)試合となった鈴木志乃が、渡辺未詩とのシングルマッチに臨むも玉砕。

集まったファンに勝利を届けることができなかったが、試合後は「今度は何かを成し遂げて胸を張って帰ってきたい」と第2回開催へ意欲を見せた。

渡辺は、所属するアップアップガールズ(プロレス)の先輩。自力未勝利の鈴木にとっては高すぎる壁ではあったが、真っ向勝負を挑んだ。腰を痛めつけられても心は折れず、スリーパーでガムシャラに絞っていったが、最後はアバランシュホールドでたたきつけられ、カナディアン・バックブリーカーに屈した。「すごく世話の焼ける後輩だと思うけど、いつか戦って楽しかったと言ってもらえるように強くなりたい」と感謝と決意を述べた。

バスガイドをしていたが、アイドルへの思いを捨てきれず、昨年オーディションに合格し、夢をかなえた。今年3月にプロレスデビューしたばかりのルーキーだ。19日大阪大会ではHIMAWARIとの「ねくじぇねトーナメント'23」準決勝が控える。その前に渡辺と戦えたことに大きな意味があるという。「気持ちの出し方や勝ちへの執念の出し方を学んだ。これでトーナメントに向かいたい」。自力初勝利とトーナメント優勝。先輩との熱い戦いを糧に次なる夢に向かう。