<ボクシング:U-15全国大会>◇2日◇東京・後楽園ホール

 元東洋太平洋フェザー級王者の松本好二氏(43=大橋ジムトレーナー)の長男圭佑(13)が中学生の部42・5キロ級で優勝した。決勝では関拳児(福岡市)を右ストレートで2度のダウンに追い込むなど、大差ポイント(判定)勝利。小学5年から3年連続優勝で優秀選手賞に輝いた。

 「楽に戦えた」。元東洋王者の父、元日本ランカーの祖父弘氏(75)譲りのセンスは抜群だった。好二氏も「中学生になってパンチ力も強くなっている」と目を細めた。普段は大橋ジムで、前世界王者の八重樫らと汗を流す。「根性があるし、格好いい」と身近にトップ選手がいることも刺激にする。目標は五輪出場と世界王者。父は3度の世界挑戦も失敗しただけに「父を超えたい」と、親子2代の夢を見据えた。