奇手の居反りを得意とする西幕下2枚目の宇良(23=木瀬)が、元十両で東幕下2枚目の阿炎(21=錣山)を押し出しで破り、白星発進した。
激しい突っ張りを低い体勢でこらえると、相手が引いた一瞬のスキを逃さず攻め勝った。強烈な張り手を何発も食らって鼻血もこぼれたが、執念で勝利をつかみ「何回も無理かなと思った。耐え切れました」。ちょんまげを結っての初白星に胸をなでおろした。
取組後は、京都・鳥羽高の先輩でプロ野球・オリックスの平野佳寿投手(32)から祝福の言葉をもらって笑顔。「(目標は)勝ち越しですね。1番1番勝っていきたい」。今場所5勝すれば来場所の新十両昇進が濃厚になる。年6場所制となった1958年以降では歴代4位のスピード記録となる所要7場所での新十両昇進(幕下付け出しは除く)へ、好スタートを切った。

