前相撲を3連勝で終えた「史上最強の新弟子」旭富士(23=伊勢ケ浜)が九州場所中日の16日、元横綱旭富士の化粧まわしを締めて新序出世披露に臨むことが分かった。元横綱旭富士の宮城野親方(65)は「本人が『親方のを使いたい』って言うから、『いいよ』って言った」と話した。宮城野親方が現役時代、東京後援会から贈られ、ペガサスが描かれた化粧まわしを使うという。
新序出世披露は、前相撲を終えた力士が序ノ口に上がる前に顔としこ名を披露する儀式。親方や兄弟子から借りた化粧まわしを締めて土俵に上がる。
宮城野親方は、旭富士の前相撲について「(相手に)ケガをさせないように相撲を取っててよかった。ケガをさせないように取るのは、難しいから」と指摘。自らの実力をフルに出すまでもなく、相手を配慮して乗り切ったことを評価した。
モンゴル出身の旭富士は、新弟子ながら極めて異例となる横綱のしこ名を継承。すべては、期待の表れだ。新序出世披露の際、借り物ながら同じ「旭富士」の化粧まわしを締めることもまた、珍しいケースになる。

