西幕下15枚目の一意(かずま、24=木瀬)が、7戦全勝で幕下優勝を果たし、新十両昇進を確実にした。西幕下24枚目の竜翔(23=追手風)を寄り切り、全勝対決を制した。
危なげない内容で「引かずに前に出られてよかった。イメージ通りの相撲でした」と振り返った。幕下15枚目以内に入り、全勝なら十両昇進が確実になる今場所。「何も意識せずに1番1番、集中して相撲を取ろうと思いました」。
日大出身で国体など大学6冠の実績をひっさげ、昨年名古屋場所では幕下最下位格付け出しデビュー。4連勝としたが、五番相撲で右膝をケガ。「前十字靱帯断裂」と診断され、その後4場所連続で全休した。今年5月の夏場所から序ノ口で復帰すると、今場所まで1敗しかせず、一気に駆け上がった。三段目と幕下の連続優勝は、小柳(のちの豊山)以来、戦後5人目になる。
「ケガをした時、師匠から『けがの功名』という言葉を教えていただいた。そこの言葉を自分で調べたりしました。ケガをするのは足りないもの、欠けているものがある。修正するため、自分を向き合うようになりました」。今場所後の初場所番付編成会議で、新十両昇進が発表される。「やることは変わらない。1番1番、相撲に集中するだけです」と意気込んでいた。

