元AKB48グループ総支配人の戸賀崎智信氏が20日、山口真帆(23)をめぐるNGT48の騒動に触れたツイッターの投稿について説明会を開き、説明会の音声を「ニコニコ生放送」で生配信した。物議を醸した投稿について「痛恨の極み」と謝罪した。

戸賀崎氏は今年3月、NGT48支配人の今村悦朗氏とAKB48劇場支配人の細井孝宏氏(どちらも現在は退任)とのスリーショット写真とともに「色々聞いた。みんなぐたらない報道に惑わされないように」(原文まま)とツイートして物議を醸していた。その後、今村氏は運営会社AKSとの契約を解除になり、細井氏は支配人辞任となった。

この日の説明会冒頭で、自身のツイッターの投稿について「本当に、関係者含め、山口さんの気持ちを考えると、申し訳ないことをしました。再度口頭で謝罪したいと思います。申し訳ございませんでした」と謝罪した。

今村氏からの発信で、細井氏経由で戸賀崎氏に連絡があり、飲み会を開いたという。3人で飲むのは初めてだという。

飲み会の中で、戸賀崎氏は「本当に(今村氏が)ファンとつながっているんですか」と尋ねたが、今村氏からは「絶対にない。ファンとは一切つながっていない。神に誓ってもいい」と完全否定されたという。

戸賀崎氏は「僕も支配人をやっていたから、分かる。特定のファンとつながるなんてリスクは、絶対にとらない」と説明した。

また、戸賀崎氏は飲み会で今村氏に「なぜ、謝らなかったのか」とも問い詰めたという。「今村さんは、『タイミングがきたら謝ります』と話していた。(騒動について)説明もしたいと言っていた」と明かした。「僕なりに外堀を埋めるというか、言質をとったような意味での投稿でした」と写真投稿の意図を説明した上で、「何か知っているような表情の写真で、皆様の気持ちを害してしてしまったことは、痛恨の極みだと思っています」と猛省した。

写真を投稿する際、今村氏と細井氏には許可を得なかったという。「『アップしちゃいましたよ』って言いました」。すぐに細井氏のアカウントにファンからリアクションが来て、細井氏から「ツイッター、すぐに取り下げてください」と言われたという。

投稿が炎上した後、戸賀崎氏は今村氏と細井氏に謝罪したという。「平謝りするしかなかったです。申し訳ないです、と。2人のことは一生面倒見るつもりで仕事をします、と伝えました」と明かした。

飲み会の中では、山口が被害を受けた暴行事件の詳細や、メンバーとファンとの私的交流の有無などについては話さなかったという。戸賀崎氏は「皆さんと同じ情報しか持っていません。真相がどこにあるのか、僕にも分かりません」とした上で、「ファンであるならば、信じて、心から応援してほしいなと思います」と伝えた。

説明会では、ファンからの質問にも応じた。ファンは運営サイドへの不信感を募らせており、選抜総選挙や管理体制について不満や主張をぶつけるファンも複数いた。

戸賀崎氏が「全てが信じられなくなっちゃっているんですね…。寂しいですね」とつぶやく一幕もあった。

説明会を開催する際に、戸賀崎氏から今村氏にも連絡をしたという。戸賀崎氏は「今村さんも来てください、とは言いました」と明かしたが、この日は戸賀崎氏だけの出席となった。質疑応答の中で、ファンからは「今村支配人、この配信を見ていたら、こういう会を開いていただきませんか」という要望もあがった。