SKE48が先月28日、最新シングル「愛のホログラム」を発売した。

前作に引き続きセンターを務める末永桜花(22)と、プロレスラーとしても活躍し、今作で約2年半ぶりに選抜復帰した荒井優希(25)が、このほど日刊スポーツのインタビューに応じ、新曲について語った。

グループとしても久々な、シリアスな曲調の失恋ソング。ミュージックビデオ(MV)ではメンバーが人形を演じ、幻想的な世界観を表現。荒井は撮影を振り返り「まばたき禁止って言われたんですけど普通に無理で(笑い)。ばれないようにまばたきしつつみんなで頑張りました!」。独特な動きの“ドールダンス”にも挑戦し、末永は「メリハリをつけるのが難しかった。MVの世界観に合った振り付けやフォーメーションもポイントです!」とアピールした。

2作連続でセンターを務める末永は「前回はセンターに立つのが初めてで不安も大きくて、MV撮影でも悩んだりしたんですけど、今回は心から楽しめました!」とにっこり。約2年半ぶりに選抜復帰した荒井は「2年半って実感がなくて、もうそんなに経ってるんですね」としみじみ。「選抜じゃない自分に、『これでいいのかな?』ってずっと思ってて。プロレスとSKE48をやってきたからこそ今があると思うので、これからもブレずにやっていきたい」と語った。

2人はそれぞれ「鉄オタ」「プロレスラー」の顔を持つ個性派アイドルでもある。鉄道ファンの末永は「電車に乗ると楽しい所に行けるっていうイメージが小さい頃からあって、そこから興味を持つようになりました」とにっこり。「愛知の名鉄、関西だと京阪とかが好きですね」と熱弁し、京都出身の荒井は「何も考えずに乗ってた」とはにかんだ。

荒井は21年にプロレスデビューし、今年1月に東京女子プロレスのインターナショナル・プリンセス王座を奪取。「最初は1年しかやらない予定だったんですけど、すごく楽しくて。期待してくださる方もたくさんいて、続けようと思った」と明かした。末永は荒井の戦いぶりに「身体を真横にして飛んでたりするじゃないですか?やりあってるのとかも見て『これ優希さん?』って。驚きだしかっこいいです」と尊敬のまなざしを向ける。荒井は「私を知っている人ほど(戦いぶりに)びっくりされますね。普段とのギャップがあるみたい」と笑顔を見せた。

今後の目標を聞くと、口をそろえて「今のSKE48をもっと知ってもらいたい」と力を込めた。荒井は「『パレオはエメラルド』とかその辺のイメージで止まってる方が多いなと思うので、パフォーマンスを武器にみんなでもっと大きなステージに立っていきたい」。末永は「パフォーマンスで汗をがっつりかいて踊るSKE48らしさや、今の時代だからこその可愛さやアイドルらしいイメージも皆さんにお届けしていきたい」と意気込んだ。

 

◆末永桜花(すえなが・おうか)2002年(平14)2月26日、愛知県生まれ。15年3月、7期生として加入。派生ユニット、プリマステラのメンバー。愛称は「おーちゃん」。156センチ。血液型A。

 

◆荒井優希(あらい・ゆき)1998年(平10)5月7日、京都府生まれ。13年11月、ドラフト1期生として加入。21年5月にプロレスデビュー。愛称は「ゆき」。166・7センチ、血液型A。