黒柳徹子(83)が東京・六本木のEXシアター六本木で舞台「レティスとラベッジ」に主演している。黒柳は89年に銀座セゾン劇場で「海外コメディーシリーズ」の第1弾として「レティスとラベッジ」に主演。黒柳は普通の説明に飽き、尾ひれをつけて面白おかしくガイドするレティスにふんし、そんな彼女を取り締まろうとするお堅い職員を山岡久乃さんが演じた。00年に高畑淳子とのコンビで再演、今回は麻実れいを迎えての再再演だ。
黒柳といえば、76年スタートの「徹子の部屋」が「同一の司会者による番組の最多放送回数記録」としてギネス世界記録に認定されたけれど、舞台女優として83歳でも現役で主演していることはもっと評価されていいだろう。80歳を超えて舞台に主演した女優といえば、杉村春子さん、山田五十鈴さん、森光子さん、現役では劇団民芸の奈良岡朋子(86)がいるくらいで、大女優の証明でもある。
黒柳がコメディー舞台を始めたきっかけは、今でも「先生」と読んで敬愛する演出家飯沢匡さんの言葉だった。「黒柳くんはちょっと普通の日本の家にはいない感じがするので、君は洋ものをやりなさい」。以来、「海外コメディーシリーズ」に毎年主演し、多くのファンを集めている。黒柳も「演じるのは舞台だけと決めている。世の中、つらい、悲しいことが多いけれど、見ている2時間半くらいの間はワーっと笑っていただいて『面白かった』って帰っていただきたい」と、舞台をライフワークにしている。
森さんは90歳で「放浪記」に主演を予定したが、かなわなかった。黒柳の目標は「100歳まで舞台を続けたい」。最近、福山雅治に勧められ、インスタグラムを始めて10万人以上のフォロワーがいるなど、いつまでも若々しい黒柳だけに、「100歳で主演」もあるかもしれない。【林尚之】



