乃木坂46の4期生、筒井あやめ(17)が、3年前のオーディションを振り返ります。乃木坂46では新メンバーオーディション(募集期間8月10日まで)を開催中。初めての後輩となる未来の仲間たちにエールを送ります。加入後に変化、成長したグループ最年少が、結成10周年を前に新たな決意を語ります。

「私が先輩に…」5期生オーディションについて語る、4期生で乃木坂46最年少の筒井あやめ(撮影・酒井清司)
「私が先輩に…」5期生オーディションについて語る、4期生で乃木坂46最年少の筒井あやめ(撮影・酒井清司)

筒井らが加入した「坂道合同オーディション」以来3年ぶりの新メンバーオーディションが、7月19日から応募を開始した。「自分が先輩になることにびっくりです。まだ実感がないです」と率直に明かした。

18年8月のオーディションは地元の愛知会場からスタートした。「確か3次審査から会場が東京だったんですけど、今まで見たことないようなかわいい子ばっかりで衝撃を受けました。絶対落ちたなって思いました」と振り返った。最終審査の前には配信アプリ「SHOWROOM」の審査もあった。「特に佐藤璃果ちゃんの画像を見てかわいいなと思ったのをよく覚えています」と明かした。

友人に誘われ、締め切り最終日に応募した。「実は、アイドルはほとんど知らなかったんです。乃木坂も詳しく知らなかった。でも、審査が進んでいく中でいろいろ調べて、すてきなグループだと知って入りたいなと思いました」と回想した。

4期生で乃木坂46最年少の筒井あやめ(撮影・酒井清司)
4期生で乃木坂46最年少の筒井あやめ(撮影・酒井清司)

「実際、入る前に思い描いていたグループと本当に同じで、先輩方も優しくて、すごく温かいグループでした。だから、もし今迷っている方がいたら、そこは安心して受けてほしいです。今思えば私も、普通の高校生とは違う人生を送りたかったんだと思います。だから今こうして活動できていて、すごく幸せです」

加入後はさまざまな経験を積んでいる。今月9日には、約1カ月間上演した初主演舞台「目頭を押さえた」を終えた。「最初は不安ばかりだったんですけど、気付けば家族のような安心する場所になって、名古屋の千秋楽が終わった後には新幹線で号泣しました」と明かした。「もともとお芝居に興味はあったんですけど、今回やってみて毎日が刺激的ですごく楽しくて、『お芝居やりたいです』って声を大にして言えるようになりました」と笑った。

時にはつらい瞬間や苦労も伴うアイドル活動だが、「周りがいい人ばかりなので、助けてもらっています。大変な時も同期の子がいつも助けてくれたし、先輩やスタッフさんにもたくさん支えられています。本当に人に恵まれすぎているなって感じます」と感謝した。「入る前には想像できなかったような、いろんな自分と出会うこともできました」とほほえんだ。

4期生で乃木坂46最年少の筒井あやめ
4期生で乃木坂46最年少の筒井あやめ

乃木坂46は「真夏の全国ツアー2021」を開催中。高山一実(27)大園桃子(21)らの卒業も控えている。「先輩方が卒業して新メンバー募集もかかって、乃木坂が変わっていく中で、これからも乃木坂を守っていける存在になりたい、と今年の夏はすごく感じています」と力を込めた。 

「これからもファンの方が『好き』って言ってくれる乃木坂でありたい。メンバーは変わるけど『乃木坂』は変わらないよね、って思っていただけるように」

14歳で乃木坂46に加入し人生が変わった。感謝と決意を胸に、頼もしい最年少も先輩となる。【取材・構成=横山慧】

◆筒井(つつい)あやめ 2004年(平16)6月8日生まれ、愛知県出身。18年11月加入の4期生。160センチ。血液型O。