花組の人気スター聖乃あすかが、主演作「ロマンチックコメディ『Liefie(リーフィー)-愛しい人-』」の東京公演(日本青年館ホール)、大阪公演(シアター・ドラマシティ)を完走。東京に続く大阪公演は1日に千秋楽を迎えた。

作・演出は生駒怜子氏。聖乃は、オランダの小さな街で新聞記者として働くダーンを演じた。「ほのぼの」。誰もが笑顔になり、世界を明るくするような「言葉」を探し求める青年を好演した。

幼なじみのミラが働くカフェへ足しげく通いつつ、心温まる連載記事を執筆するダーン。笑いあり、涙あり、優男に見えて、戦いにも挑む。正統派の美形スター、貴公子イメージながらも、どこかほんわかした柔和な雰囲気を醸し出す聖乃は、その持ち味を存分に発揮した。

聖乃は14年入団の100期生。今春、研11(入団11年目)に入った。主演作の東京公演は初めてだった。トップのバトンが柚香光から永久輝せあに引き継がれた新生花組でも、大いに活躍が期待される。

ヒロインのミラには、21年入団の107期生、七彩はづきがふんした。ダークな存在のレオにふんした侑輝大弥は、ノーブルな聖乃とは対照的に、ワイルドな魅力を放った。

フィナーレも芝居ストーリーの延長上に用意され、和やかで麗しい展開となった。【村上久美子】