俳優石坂浩二(74)がレギュラー出演するテレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」を降板することが決まったことを受け、かつて同番組の司会を務めていた島田紳助氏が胸中を明かした。

 1日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」では、紳助氏から話を聞いたという芸能リポーターの井上公造氏が、その内容を明かした。

 石坂と番組側との“確執”が生じるきっかけになったとされる、酒席で起きた番組プロデューサーとのもめ事については、「記憶が定かではない」という。これについては井上氏が、「仮にもめ事があったとしても、はっきり覚えていないくらいの取るに足りないもので、大事ではなかったのだろう」と補足した。

 紳助氏は、同番組を始めるにあたって、自身には骨董(こっとう)品などの知識が乏しく、番組を成功させるためにも石坂の力が必要だとして、自ら石坂に頼んだという。ただ、当時は予算がなかったため、自身のギャラを折半することでオファーし、それを石坂が快諾。「そんなこともあり、石坂さんにとっても大変思い入れの強い番組になったのではないかと思う」とコメントした。

 また、紳助氏は「僕だけでは単なるバラエティーに終わっていた」と同番組の成功は石坂なくしてはあり得なかったとし、「石坂さんに品位と格をつけてもらったと思う。今でも本当に感謝しています」とのコメントを寄せた。