バイオリニスト葉加瀬太郎(48)高嶋ちさ子(47)古沢巌(56)による「3大バイオリニストコンサート」の公開リハーサルが22日、埼玉・川口リリアホールで行われた。

 日本を代表するバイオリニストの3人が初めて集結したアルバム「BEST OF THE THREE VIOLINISTS」(6日発売)を引っさげてのツアーで、23日の同所を皮切りに、東京・大阪・名古屋で全6公演で約2万人を動員する予定だ。

 この日のリハーサルでは、ヴィヴァルディ「四季」の「春」をスウィングジャズ風にアレンジした「SWINGIN’ VIVALDI」などを中心に、念入りにチェックした。

 バイオリンの演奏はもちろん、トークも醍醐味(だいごみ)の1つ。葉加瀬は「同じバイオリンだけど、3人それぞれ音色も違う」と話すと、高嶋が「人間性が出る。私は性格はきついけど、音色は優しいところをアピールしたい」。また、途中のMCでは、葉加瀬が弓を3つ持って登場。苦笑いの高嶋を前に葉加瀬は「3つあれば1つ折られても大丈夫」と、2月に、高嶋が息子のゲーム機を折ったことを発端に起こった騒動を思わせる自虐ネタも交えて、会場を笑わせた。

 なおコンサート会場では、熊本地震の義援金を受け付ける募金箱などの設置も予定されているという。