脳の動脈瘤(りゅう)手術、治療のため休業していた姉妹漫才コンビ「海原やすよ・ともこ」の妹、やすよ(41)は、手術から自宅静養を経て、近く復帰するメドが立っていることが30日、分かった。

 この日、姉妹の冠番組「やすとものどこいこ!?」(日曜午後3時=関西ローカル)を放送するテレビ大阪の青山高博社長(66)が、新春年頭会見で、近況に言及。「(復帰を)今か、今か、と待っている状況」と語った。

 「大阪、関西へ地域密着」「テレビ大阪のブランド力強化」を掲げる同局にとって、大阪で生まれ育ち、海原一門の上方女流漫才のDNAを持つ姉妹への期待は高い。関西の町を紹介する同番組は、同局代表番組のひとつでもある。

 それだけに、青山社長は「脳動脈瘤と聞いて、最初はビックリしました。ただ、手術、治療から自宅静養へ入られて回復もしていると聞き、近いうちに復帰いただけると聞いている」と言い、ほっとした様子だ。

 さらに、やすよの自宅療養中には「お見舞いに行こうかと思いましたが、制作スタッフの方から『自宅でゆっくりしたい』との意向だとお聞きして、自粛しました」とも話した。

 姉妹が所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーによると、やすよは昨年11月下旬ごろから頭痛を訴え、血圧も高い状態が続いたため、同12月26日、頭部のMRI検査を受けたところ、動脈瘤が見つかった。このまま放置すれば、くも膜下出血になる可能性があったため、即入院し、手術を受けた。

 その後は、テレビ大阪の制作担当者らによると、今月半ばには退院し、自宅療養に入っており、やすよサイドは「今月いっぱいは静養に努めたい」と話しているという。

 同担当者は、番組については2月12日放送分まで収録を終えており、近く、次回収録の予定もある。やすよの体調の回復具合と相談して、次回収録に復帰するかを相談。事務所側と詳細な復帰スケジュールを相談中だといい「早ければ2月放送分から復帰してもらえるかも」と語った。

 また、開局35周年特番を複数放送し、イベントも行う3月4~5日には、姉妹出演の番組企画も上がっている。