米歌手アリアナ・グランデ(24)の来日公演初日を取材した。5月の英マンチェスター公演直後に発生した会場外の自爆テロで、ファンら22人が死亡した事件後、日本公演は初めて。会場内の入り口2カ所には、警察官と爆発物探知犬の大型シェパード2頭がそれぞれ配置された。

 ライブ会場に警察犬がいること自体が珍しい。「かわいい~」と言いながら、携帯電話で警察犬とのツーショットを自撮りしたり、なでる女性が続出した。

 もちろん、鋭い目つきの大型シェパードはまずクンクンとにおいをかぎ、確実に任務を遂行した。だが、なでられるうちに、遊んでもらえると勘違いしたのか、女性たちをベロベロとなめ回し、警察官に何度も制止されていた。女性が警察犬に群がる人気ぶりに、ある警察官は「いつもは顔つきが怖いと言われ、皆さん避けるのですが」と驚いた。さらに「お前、モテ期がきたな」とつぶやいた。

 初日公演は無事に終了したが、厳戒態勢で会場には終始緊張感が漂っていた。任務を遂行しながらも、犬の習性を一瞬、のぞかせてしまう大型シェパードに、こちらも一瞬だけ、ほっこりした。