吉本新喜劇の“猿猫”名コンビ、池乃めだか(74)間寛平(68)が11日、大阪市内でそろって、徳島県鳴門市の「なると島田島(しまだじま)ハーフマラソン with 吉本新喜劇」(12月3日開催)の会見に出席した。

 めだかが猫、寛平が猿にふんして、最終的にはめだかが裸にされ、交尾場面まで演じる新喜劇名物のギャグ・コンビ。寛平は「久々に交尾までフルバージョン、やります。めだかさんの動きがちょっと鈍くなってるけど、お尻、アバアバになるくらいやったりますわ。鳴門に笑いの渦、起こすぐらいやって、勢いつけたい」とぶち上げた。

 寛平は4月に木登りから転落し、肋骨(ろっこつ)複数箇所を骨折するなどしていたが、肉体の方は「もう絶好調。140%大丈夫です」と全開宣言も飛び出した。

 一方のめだかは「最近、黄信号でも、あ、渡られへん思うて、次の信号まで待つからな」と、意味不明なぼやきもまじえて「まあ、2人で行けばおもろいことできるから」と話した。

 そのめだかは、寛平とのコンビで、世界を回って交尾ギャグを披露した思い出にふれ「最近は、劇場からアカン言うて止められるからな。久々やな」とも。めだかによると、以前、イギリスの会場で“事件”があったという。

 「ローマ法王もお越しになった由緒ある場所で、交尾までやったら、後でもう、えらい怒られて。散々やった」とか。一方で、米・ニューヨークの空港で寛平が英語での質問に「適当に返事して、コメディアンやと訴えた」ところ、怪しまれて連行されそうになったとき、めだかがかけつけ、空港職員の前で「猿猫の交尾ギャグ」を披露。すると、コメディアンである立証ができ、解放されたこともあったそうだ。

 世界でも物議をかもしてきた名コンビが、今回の鳴門市の島田島でのハーフマラソンは盛り上げ役に回る。マラソン後に鳴門市文化会館で吉本新喜劇の上演を予定し、2人も出演。「猿猫」をフルバージョンで披露する予定だ。

 その新喜劇は川畑泰史(50)が座長で、石田靖(51)も出演予定。この日の会見には2人も出席しており、石田は「12月の寒い時期、沿道で応援するより走りたい」と直訴し、急きょマラソン参戦が決定。川畑は「僕はこの2人(寛平、めだか)がいる新喜劇をまとめる心労で…。走れません」と、新喜劇と応援役に専念すると話した。

 島田島は四国の北東端に位置する島で、ハーフマラソンは12月3日午前、開始される。