横綱日馬富士の引退会見を受け、テリー伊藤(67)が暴行を受けた被害者である貴ノ岩の胸中を推し量った

 30日放送のTBS系「ビビット」は、前日に行われた日馬富士の引退会見について取り上げた。日馬富士は貴ノ岩について「貴ノ岩関にケガを負わせて、心も多分、傷ついていると思いますので。心から…礼儀と礼節を忘れず、ちゃんとした生き方をして頑張っていただきたいです」と語った。

 貴ノ岩に対する謝罪の言葉はなかったが、テリーは「十分謝罪したと思う、貴ノ岩に対して」。例として日本人同士がケンカをして謝罪会見を行った場合を想定し、「日本人は阿吽(あうん)の呼吸でそれぞれの謝罪を(する)」と、謝罪の仕方にも国民性があるとの持論を展開。「昨日の会見でも横綱は『貴ノ岩関は心が傷ついた。これからも頑張って』と言ってました。これでかなりの形で謝罪していると私は思ってる。モンゴルの人から見れば、あそこまで謝罪しているのになんでまだそれを追及するのかって思うかもしれませんね」と私見を述べた。

 その上でテリーは「昨日の日馬富士の会見を、貴ノ岩関はどんな思いの中で見ていたのか」と貴ノ岩の胸中について、「一度は握手している。本人とは全然、思惑が違う中でこういう形になって、自分のことも『傷ついてるけど今後も頑張ってくれ』と言ってますよね。それをどんな気持ちで聞いているのか。つらいですよね、正直言って。日馬富士の引退を今度自分が背負って土俵に次、上がらなくちゃいけないということもあるんで」と推察した。