演歌歌手水森かおり(44)が11日、東京・港区にある「大本山永平寺別院 長谷寺」に眠る恩師・徳間康快さんの墓前に、NHK紅白歌合戦への15年連続出場を報告した。

 徳間さんは所属レコード会社の元社長。芽が出なかった新人時代の水森を公私に渡って支え、「紅白歌手になれよ」といつも励ましてくれた。「社長室に入ったら、ステテコ姿でソファに横になっていたこともある。飾らない人柄でした」としのんだ。

 この日も、いつものように墓前に手を合わせ、15年連続でNHK紅白歌合戦出場を決めたことを報告。「15回なんて、自分でも信じられないような回数。今年もよい報告ができてホッとしました」と笑顔を見せた。

 今年の活動を振り返ると、8月にブラジル公演を行ったことが特に印象に残っている。「情熱がダイレクトに伝わってきた」。国内では“ご当地ソングの女王”と呼ばれているが「日本でも、もちろん頑張りますが、また海外公演をやってみたい。新たな夢ができた」。“海外公演の女王”になることにも意欲を見せた。

 12年から、紅白の巨大な豪華衣装で話題を呼んでいるが、今年の衣装については「歌う位置まで自分の足で向かいます」とヒントを明かした。

 今年の紅白に初出場するロックバンド「エレファントカシマシ」の大ファンでかつて、ファンクラブに入っていたこともあるという。「宮本浩次さんに会えるのが楽しみ」だと声を弾ませた。