俳優林遣都(27)が2日、都内で映画「チェリーボーイズ」(西海謙一郎監督、17日公開)のプレミア上映会に出席した。3人組男子が童貞を捨てるために奮闘する青春物語で、古泉智浩氏の同名コミックを映画化した。

 童貞役を演じる林は、「そういう風に見えないと成立しないし、演じ切れたら役者として幅が広がると思いました」とオファーを受けた理由を話した。西海監督が「素晴らしい童貞になったと自負しています」と話すと、会場から笑いが起こった。

 ともに童貞役を演じた柳俊太郎(26)前野朋哉(32)とは撮影で仲を深めた。「ひと期間を一緒に過ごして、絆が生まれた。2人には感謝しかない」と林が話すと、柳も「撮影が終わっても懐かしい感じ。僕も大好きになりました」と応じた。共演したラッパーの般若(39)は、仲むつまじいやりとりに「3人の群れが童貞にしか見えなくて、笑っちゃって演技できないことがあった。結束力ハンパなかった」。

 一方で、3人から童貞卒業のターゲットにされる、ヒロイン役の池田エライザ(21)とはあまり話さなかったという。林は「待ち時間にしゃべってしまったら、演技が出来ないと思った。でも本番ではそういう目で見ていました」と告白すると、池田は「だから仲良くなれなかったんだ」と苦笑いしていた。