「KOYABU SONIC 2018」(9月15~17日、インテックス大阪)の概要発表会見が22日、大阪市内で行われ、主宰者の吉本新喜劇座長・小籔千豊(44)と、お笑いトリオ・爆乳3姉妹が出席。第2弾出演者の発表と、小籔が意気込みを語った。

 08年からスタートした同フェスは、今年で7回目。「音楽と笑いの融合」をテーマに、精鋭アーティストとお笑い芸人がステージに登場する。小籔は「すてきなアーティストさんとすてきな芸人さんにお集まりいただいた。大阪の皆さんや、他の地方の方が大阪に来ていただいて、楽しんで帰ってもらえたら」と意気込みを語った。

 この日は、クリープハイプやSPYAIR、レキシなどのアーティスト、藤井隆や渡辺直美らお笑い芸人の出演者が発表された。

 コヤソニ初登場となるSPYAIRを、メジャーデビュー前に街頭でインタビューしたことがあると明かした小籔。「(ご縁で)何年か前に一度、出演オファーしたがライブやツアーなどで合わなくて」と説明し、今年ようやくオファーがかなった形となった。他の初出演者では、雨のパレードやyonige、さらにはネット出演で話題沸騰中の高校生シンガー崎山蒼志の出演も発表された。崎山について小籔は、「青田買いです」とニヤついていた。

 座長として、コヤソニを新喜劇普及の場にも考え、毎回、サプライズで新喜劇を取り入れているという小籔は、「1番やりたかったのは、新喜劇を見たくない、興味もないという人に見てもらうこと。それが1番の普及」と、フェスに訪れた音楽ファンに強制的に新喜劇を見せることが効果的と力説。「(いろいろな普及活動の中で)上位に手応えある」と話し、今年も新喜劇の投入を予告した。

 過去には小泉今日子が出演するなど、ビッグネームの登場も期待させる同フェスだが、小籔は「(出演者の)ラインアップで引っ張るんじゃなくて、雰囲気とか空気感で」と魅力を語り、「毎年同じようなメンバーでも、来ていただけるようなフェス」を目指すと話した。

 主宰者として、「出演者への対応は平等に」を心がけているという小籔だが、それでも、「土肥ポンタとキョンキョンでは、あいさつの角度も違う」と差が出てしまったことがあったと話し、今年は「(芸人の)後輩や先輩にも、キョンキョンと同じクオリティーをベースに」と、主宰者としての礼節を真面目に話し、会場を笑わせていた。