白石監督、若松監督に感謝/日刊スポーツ映画大賞

<日刊スポーツ映画大賞授賞式:監督賞・白石和弥「止められるか、俺たちを」「孤狼の血」「サニー/32」>◇28日◇ホテルニューオータニ

白石和弥監督(44)は、「あちこちから『撮りすぎなんじゃないの』と言われるけど」と笑い「34歳でデビューして、20代は2本しか撮れなかったので、青春を取り戻すつもりで頑張った」と話した。

「止められるか、俺たちを」は、師匠である若松孝二監督の青春時代を描いた。「若松監督との出会いがなければ、この場に立つことはできなかった。僕を作ってくれた方」と思いを語った。

「サニー/32」は、ネットで神格化され、誘拐監禁された女性教師の運命を描いた。柚月裕子の小説を映画化した「孤狼の血」では、暴力団と命がけで対峙(たいじ)する刑事の生きざまをリアルに描写。「止められるか、俺たちを」は、若松プロ再始動1作目として製作された青春映画。全作とも、刺激的な題材を人間ドラマに仕上げる白石監督ならではの手腕が光った。

花束は、「止められるか、俺たちを」で若松監督役を演じた井浦新から贈られた。井浦は「僕にとっても監督にとっても師である若松監督を演じてくださいと言われた時は、正直ふざれるなと、白石さん何を考えてるんだと思いましたが」と笑い「今はムチャふりしてくださって感しています」と話した。

表彰盾は、昨年の同賞受賞者である石井裕也監督から贈られた。