俳優玉木宏(39)が18日、東京・渋谷のNHKで、BSプレミアム主演ドラマ「盤上のアルファ~約束の将棋」(2月3日スタート、日曜午後10時)の会見に出席した。共演の比嘉愛未、上地雄輔、近藤正臣も出席した。

挫折を味わった将棋担当の新聞記者の主人公が、1度はあきらめたプロ棋士を目指す男と一緒に再起をかける姿を描く。

玉木は「この作品を通して将棋の面白さ、厳しさを知った。将棋を知らない人も楽しめる。見ていて温かくなる作品」。将棋についてはあまり知識がなかったというが「厳しさがあるから面白い。先手、先手をよんで、かなわないと思って『負けました』と言う。その潔さに紳士なスポーツと感じる。奥が深い」と語った。

羽生善治九段や加藤一二三・九段もインタビューされる場面などでゲスト出演する。玉木は「2人とも記憶力がすごい。共演できてうれしい」。上地とは20代からの友人だが、今回が初共演。「ようやく仕事を一緒にできて、楽しい時間だった」と語った。

上地はプロ棋士を目指す男を演じた。「いつか肩を並べたいと思っていた俳優(玉木)とこの作品で出会えて楽しかった。現場ではすごくいたずらをされ、いじめられた。毎回、現場で僕の靴がなくなり、僕の内履きもなくなる。そうしたいじめに耐えながら楽しい現場だった」と笑った。