自宅に派遣されたマッサージ店の女性従業員に乱暴したとして、強制性交罪で起訴された俳優新井浩文被告(40)が2月27日に保釈されましたが、当時、警視庁前で取材した現場の様子を紹介します。
同日午後2時過ぎ、裁判所の保釈決定の情報が現場に届き、1、2時間後には保釈されるのではと、報道陣がどんどん集まり、当初の50人程度から一気に100人規模に。いよいよかというムードが漂う中、午後4時15分ごろには保釈保証金納付の情報も。現場がざわめいていると、まもなく検察側の準抗告の情報が入ってきました。保釈されるか不透明な状況になり、現場はいったん、落ち着いたムードに。みんな先の長い現場と覚悟を決め、準抗告の結果を待ちました。
そして日が暮れ、午後6時30分に警視庁の門が閉められ、もし保釈される場合、どこから新井被告が出てくるか予想している中、午後7時15分頃に準抗告が棄却され、保釈されるのではないかという情報が。間もなく準抗告棄却が間違いないと分かると、雨が降り始めた現場はいよいよというムードになりました。
そして午後8時30分頃、弁護士側で用意した黒いワゴン車で警視庁から出るという情報が伝わってきました。ただ車のフロント以外の窓にはカーテンがあるとも。カメラマンたちは新井被告の表情を撮るチャンスはないのかと半分あきらめムード。
そして午後9時15分。黒のワゴン車が警視庁の駐車場からゆっくりと出てきました。車の窓のカーテンはフロントと左後部座席付近を除き、しっかりと閉められていました。左後部座席付近にいたカメラマンたちは車が過ぎた後、大仕事をしたというような満足感と充実した表情でした。左後部座席に新井被告が座っていたのです。
カメラマンの撮った写真を見せてもらうと新井被告は下を向き、うなだれている様子が写っていました。カメラマンによると車が通り過ぎるまでの数秒間、頭は1度も上げることなく、ずっと下げたままだったそうです。
なぜ左後部座席のカーテンだけが開いていたのか。新井被告が自分で開けたのでしょうか。正確な事情は分かりません。本人が同意を得て誰かが開けた可能性もあります。新井被告の様子からはファンをはじめ、新井被告の俳優活動に対し、いろんな意味で信頼を寄せていた大勢の人を裏切った後悔の念が伝わってきました。
最後に、もうお分かりかと思いますが、この日、記者が取材した場所は車の右側。取材には運も大事と痛感した日でした。



