ロックバンドJUN SKY WALKER(S)が19日、東京・西東京市で、ミニライブを行った。

メジャーデビューした5月21日(1988年)が日本記念日協会から「JUN SKY WALKER(S)の日」に認定されたことを記念して開催されたイベントで歌った。

同市はメンバーが学生時代から活動したゆかりの地で、01年に旧田無市と保谷市が合併して誕生。ボーカル宮田和弥(53)は「(合併の)おかげで新しいグルーヴが生まれて、新しい場所でこうしてライブができるのがうれしいです」。ヒット曲「歩いていこう」など全6曲を披露した。

ライブ後、メンバーは取材に応じた。宮田は記念日認定を「うれしいです。僕らの時代は『ロック=不良』だったので」と笑った。「僕らにとって5月21日は特別なの日なので、とにかくうれしい。ジュンスカがいなくなっても記念日は残るので、孫の代まで引き継いでジュンスカを歌って欲しい」と喜んだ。

今後、西東京市とやりたいことを聞かれ、宮田は「子どもたちに音楽を伝えたい。森がギター教えたりね」とほほ笑んだ。ドラムの小林雅之(54)は「着物を着て、お祭りで和太鼓をたたきたい。和太鼓はやったことがないけど」と笑いを誘った。

5月30日、東京・日比谷野外音楽堂で、デビュー30周年記念ツアーの最終公演を行う。宮田は「野音はジュンスカの聖地なんだけど、再結成前は90%雨なんです。雨が降ってもいいんですけど、晴れたらいいですよね」と話した。リーダーでギターの森純太(54)は「30年も続けられたのは奇跡で、ここまでやれるとは想像もしていなかった。これもみなさんのおかげなので、野音は思い切り楽しみたいです」と話した。