女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の14日に放送された第65回の平均視聴率が20・9%、15日放送の第66回も20・9%(ともに関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、東洋動画では次の製作が決まり、なつは仲(井浦新)からアニメーターの再テストを勧められた。風車に戻ると、咲太郎(岡田将生)が亜矢美(山口智子)と雪次郎(山田裕貴)に漫画映画のアフレコを見ての感想を熱く語った。そして試験の日を迎え、なつは用紙に鉛筆を走らせた。そして、試験が終わり仲から合格を伝えられた。

会社ではアニメーターに合格したなつに新しい机が用意されていて笑みがこぼれた。そして、次の漫画映画が「わんぱく牛若丸」に決まった。家に戻ったなつはさっそく台本を読みキャラクターを想像して絵を描いていった。そんな時、風車に信哉(工藤阿須加)がやってきて、12年前に生き別れになった妹の千遥の居場所を知らせに来た。なつはお盆に会いに行こうと咲太郎に話した。

お盆になり、咲太郎となつは教えてもらった住所を頼りに向かうと、そこには一軒の木造アパートがあった。すると丁度、若い女性と足を悪くした男性が家から出てきた。そしてなつは「千遥」と声をかけた、という内容だった。