俳優三浦春馬(29)が21日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、主演映画「アイネクライネナハトムジーク」(今泉力哉監督、9月20日公開)の完成披露上映会に出席した。

スーツ姿で登場。「この映画が撮影されたのは、1年3、4カ月前なのですが、やっと皆様にお届けできる日が参りました。この秋、しっかりと温かい気持ちで書いていただけるような、そんな映画に仕上がっています。日本中の方々に見ていただきたいなと思っています」とあいさつした。

恋人役の女優多部未華子(30)とは3度目の共演。「4年ごとに共演しているので、多部さんは『まるでオリンピックのような関係だよね』とおっしゃってくれました」と明かした。「20歳の時にもここ(六本木)で舞台あいさつしたなと思って、感慨深いです。その頃よりかは、ゆとりをもって皆様の前に立てているので、成長できているんじゃないかなと思っています」と話した。

三浦との共演について、多部は「今回は10年付き合ったカップルという設定だったので、安心感はもちろんあって、共演してきたことは無駄じゃなかったんだなって思う瞬間が撮影中にいっぱいあったりして、うれしかったです」と振り返った。さらに「次はまた4年後に何かご一緒できたらうれしいですね」と話し、笑いを誘った。一方の三浦も「20歳とか24歳の自分を知っているから、多部さんという女優にいい芝居や雰囲気を届けられるだろうか、っていう緊張感は現場でありました。いい緊張感だったので、貴重な経験させてもらいました」と話した。

共演者のネプチューン原田泰造(49)も出席。作品のテーマにちなんで、これまでで一番の出会いを聞かれると、「僕は、これはネプチューンだと思いますね」と答えた。「(名倉)潤ちゃんも、(堀内)健も、出会った頃から全く変わらず。潤ちゃんは賢いチンパンジーで落ち着きがありますし、健は野生の猿だし。僕ですか? 僕はもう、本当に普通の優しいゴリラです」と話して、笑いを誘った。