22日放送された吉高由里子(31)主演の日本テレビ系連続ドラマ「知らなくていいコト」(水曜午後10時)の第3話の平均視聴率が10・3%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べでわかった。

第1話は9・4%、第2話は8・9%だった。

吉高演じる真壁ケイトは、一流週刊誌“週刊イースト”の特集班記者。シングルマザーとしてケイトを育て上げた秋吉久美子演じる映画翻訳家の母・杏南が、ケイトの父親はハリウッドスター“キアヌ・リーブス”だといって他界する。社会の真実を暴きつつ、母の残した謎の言葉に翻弄(ほんろう)される。大石静のオリジナル脚本で送るお仕事系ヒューマンドラマだ。連載班の後輩で恋人の野中春樹を重岡大毅(ジャニーズWEST)、編集長の岩谷進を佐々木蔵之介、動物カメラマンでケイトの元カレの尾高由一郎を柄本佑、謎の自転車屋乃十阿徹を小林薫がそれぞれ演じる。

第3話で、殺人犯・乃十阿徹の娘だと知りながら、かつて尾高がプロポーズしてくれていたことを知ったケイトは、当時何も知らずに春樹に心を移した自分を悔やんでいた。そんな中、週刊イーストでは年末年始合併号の準備が進む。黒川(山内圭哉)班は国民的な人気を誇る天才ダンサー“タツミーヌ”こと河原巽(大貫勇輔)の才能に迫る特集企画を担当。早速取材に出るケイトだが、ネット上で拡散した10年前のタツミーヌの動画が炎上したことで急きょ取材中止の連絡が入る。

問題の動画には老人に向かって暴言を放つ世間のイメージとはかけ離れたタツミーヌの姿が映っていた。 編集長の岩谷は記事の内容をタツミーヌの才能ではなく、本性に迫るものに方向転換して取材続行を指示。ネットの後追いで10年も前の出来事を掘り返すことに反対するケイトに取り合わない。仕方なく本人直撃を狙うケイトだが、タツミーヌたたきの報道が過熱する中、本人は沈黙を貫いたまま消息を絶ってしまう。

一方、編集部には尾高が年末のあいさつに現れる。春樹は、あることを話すため、尾高を屋上に呼び出す。

タツミーヌ探しが難航する中、ケイトはかつてタツミーヌがアルバイトをしていた店で意外な真相へとつながる証言を聞く。