メーガン妃が、第1子アーチー君に対するメディアの過剰な関心に嫌気が差したことも、ヘンリー王子夫妻が王室離脱の決心を固めた理由の一つだったとの報道が浮上した。

メーガン妃に近い情報筋が米情報サイトTMZに明かしたところによると、メーガン妃はヘンリー王子と結婚した時、世界的に注目されることを当然、知っていたが、毎日、メディアに一挙手一投足を監視される中での生活が、ここまで困難であるとは予想しなかったという。

第1子が生まれると、メディアの関心はさらに激しくなり、夫妻が子供のプライバシーを守ろうとすればするほど、英メディアをイラつかせた。

英メディアはウィリアム王子夫妻の子供たち同様、アーチー君の写真も掲載できると期待していた。同情報筋によると、王室上層部も夫妻にオープンになるようアドバイスしたが、夫妻は拒否したという。

英国民の間では、「税金を払っているのだから、王子夫妻の生活についてある程度は知る権利がある」との風潮が強い中で、アーチー君の洗礼式の様子を公開しない(2枚の写真のみ公開)など、夫妻の過剰なプライバシー保護に対する批判は絶えなかった。同サイトはこのことも、夫妻が王室離脱を決めた引き金の一つになったと報じている。

離脱発表後、メーガン妃はメディアに対し強硬な姿勢を示しており、バンクーバーでアーチー君を抱いて歩いている際に撮影された一連の写真をめぐり、すでに法的措置も辞さない構えを見せているという。(ニューヨーク=鹿目直子)