King&Princeの岸優太(25)と神宮寺勇太(23)が27日、舞台「ドリームボーイズ」(東京・帝国劇場)の千秋楽を迎えた。先月10日の初日公演から2カ月弱、新型コロナウイルス感染対策を徹底し、キャスト約30人やスタッフ約100人ともに感染者ゼロで完走した。

千秋楽公演を終え、スタンディングオベーションで包まれたカーテンコール。花束を受け取った岸は、感極まって涙をぬぐった。「本当に皆さんのおかげです。こうして、何とか迎えることができました」と言葉を絞り出した。昨年9月上演予定だったが、コロナ禍で1度は延期。今月7日には緊急事態宣言発令もあった。岸は「いつ止まってもおかしくないという思いで、1公演1公演に全身全霊で臨みました」と振り返った。神宮寺は「コロナ禍の中だからこそ、絆が深まったと思います」と言い、観客やスタッフに感謝した。

演出を手掛けたKinKi Kids堂本光一(42)からは、楽屋ののれんを1枚ずつもらったという。岸は「毎日、のれんから気をもらって、絶対千秋楽までやり切ろうと思えました」と笑顔を見せた。

04年初演の同作は、19年に死去したジャニー喜多川氏(享年87)が手掛けた。現在はエターナル・プロデューサーとして名を残すジャニー氏に向け、岸は「無事に千秋楽が迎えられたのはジャニーさんが守ってくれたのかなって思います。ありがとうと伝えたいです」と感謝した。【横山慧】